ビールが、妙に苦く感じた。 いつもと何もかわらない中、ふと、成田さんは切り出した。 「京都、いつ行く??」 「……今日、って仰ってたので待ってたんですけど、連絡ないし、もうすっかりお忘れかと………。」 「覚えてるよ。ちゃんと。お前も、覚えてたんだな。」 ちょっと嬉しそうに成田さんは笑った。