いつか永遠の眠りにつく日まで

数日後。その日も、デネブリス上空は厚い雲に覆われていた。

不意に扉がノックされて、返事をするとジャスティアが入って来た。



「失礼します。お出掛けの用意をなさって下さい。」

「え…?」



先日、城から出ないようにとお達しをいただいたばかりだというのに。

正反対のジャスティアの言葉に、驚きを隠せない。



「デネブリス最北端の街をご存知ですか? そちらに現在、新デネブリスの地域から沢山の民や貴族の方々が避難しています。」

「えぇ、リディに少し聞いて…。」

「そちらに巡回に行きます。レオ様が、リーリア様も同行されるようにと。」

「分かったわ…。」



今は、城から出るのは危険なはず。

この機に乗じて反乱分子が反乱を起こしたらと考えると、デネブリス城は間違いなく安全なのに。


それでも足を運ぶのは、レオ様の国民への気づかいだろうか。


そんなことを思いながら、リディに手伝ってもらいながら支度を整えた。

予定では1泊2日だ。


用意が出来ると、ジャスティアについてホールへと向かった。


ホールには既に用意が出来ていたらしいレオ様がいた。レオ様と合流すると、私たちは馬車へと乗り込んだ。