「そうですか。お邪魔をしてはいけませんね。ヘレナ、おいで?」
「は、はい!失礼します!」
「んー!んんんんー!」
ジェイドはアンのことが目に入らないかのように、爽やかにヘレナの手を掻っ攫って歩いて行く。
二人の背が見えなくなったところでやっとミカエルの手が緩んでアンは解放された。
中庭の真ん中で、たまりにたまったストレスを叫ぶ。
「ジェイド先生ったら、どさくさにヘレナと手繋ぐの良いー!!」
「言いたいことはそれだけか?まずは俺に謝罪だろ?」
「なんで謝るの?!私が謝って欲しいくらいなんだけど?!」



