【おまけ】
結婚式を終えて、初めて王城内のミカエルの自室に連れ込まれたアンは、ベッドに転がされた。
「ちょっと、ミカエル!せっかくの花嫁衣裳なのに、すぐ脱がす!」
夫により今にも真っ白の花嫁衣裳を脱がされそうになっていた。もうちょっと結婚式の余韻に浸って着たままでいたい。
「アン、全く何を言ってるんだ?」
「何が?」
アンに覆いかぶさって、着々と自分の正装を脱ぎ捨てるミカエルは鼻で笑った。
「俺好みのドレスは、俺が脱がすために着せてるんだ。常識だぞ?」
「どこの常識ー!!」
俺様常識に脱がされて、アンは夫の愛に浮かされた。前回よりもずっとぎこちなさの消えた夫の腕にアンは思い出していた。
元の資質が高い上に、彼はアンのためにだけ驚異的な努力家なのだ。
これからまだまだ、熟達していくのが目に見えていた。



