全てに祝福されたミカエルに、あらゆる光が降り注ぐ。美しい彼がアンを見上げて微笑んだ。
「アン、結婚してください」
俺様ミカエルの、意外なほど丁寧なプロポーズにアンの涙腺が一瞬で崩壊した。
「俺様のくせに、下手のお願い狡いからぁ!」
「おねだり上手だろ?アンが好きかなと思って」
止める間もなく涙が零れて、跪いて手を取って優しいく微笑むミカエルにアンは何度も頷いた。
「結婚します、お願いします」
「待ってました、その言葉」
アンの左手薬指の指輪にキスしたミカエルがぱっと立ち上がって、指をパチンと鳴らすとアンの自室のドアがバンと開いた。
「アンちゃん!お着替えするわよ!」
「え?!ママ、何?」
すでに煌びやかな身支度が済んでいるアンの母親が突入してくる。アンが手を握ったままのミカエルを見上げると悪戯炸裂顔でニタリとミカエルが笑った。
「結婚式、今からな」
「早いよ!」
「お出かけしてくるって言っただろ?」
「お出かけの内容!報連相は大事だよミカエル!?」
「ハハッ、アンはいつも面白いな」



