この激重男ミカエルは、きっとアンを監禁することはあっても断罪することはない。 そう、信じさせてくれるだけの実績と愛がこの男にはあった。 何より、アンはミカエルに心底惚れ落ちてしまっているから。アンはミカエルを信じたかった。 もう火傷なんて逃げ場はなくていい。 「この傷、治してくれる?」 「もちろん、アンが望むなら」 ミカエルが撫でる手に、自ら右頬をすり寄せて、アンは猫目の上目遣いでミカエルを見つめた。 「顔が綺麗になったら……誰にも文句言われずにミカエルと婚約できる?」