翌朝、アンが目覚めるとまだ肌色のミカエルが隣に寝転んで、全てに祝福された笑みを讃えていた。
「おはよう、アン」
「う、うん……おはよう」
アンの頭に昨日の情事がざっとハイライトで流れて、猫目をきょろきょろしてはにかんだ挨拶を告げるとミカエルがまた笑った。
(ご機嫌過ぎて……可愛いなおい!)
素直にご機嫌のミカエルが服を着て、アンも再びドレスに身を包むとミカエルがドレスの背中を整えてくれる。
むき出しの背中に何度もキスをして支度がままならないまま時間が甘く緩く過ぎた。
裸で身を寄せあうよりも服に身を包む方がなんだか寒い気がするのは、おかしな感覚だ。
身支度を済ませたミカエルが、アンの前にきちんと立ってまた可愛く笑った。
ミカエルが可愛く笑うとアンの鈍い痛みを孕む下腹がまたゾクゾクさせられる。俺様が装備する可愛いは強敵だ。



