ご機嫌に眉尻を下げて可愛く笑うミカエルが、アンの首筋に頬をすり寄せて甘えてくる。 ヘレナがジェイドとハッピーエンドしただろう今、アンもこれ以上ミカエルを疑う必要はなかった。 ミカエルが浮気したと思ったのはアンの勘違いだったのだ。 「……疑って、ごめんねミカエル」 アンの白い首筋に頬ずりして甘えていたミカエルは顔を上げて、誰にも見せない柔い笑みをアンにだけ見せてくれる。 「女が不安になるのは、男のせいだろ?謝らなくていい」