ミカエルに呼び出されて、春のパーティ会場にドレスで現れたアンには盛大なお出迎えが待っていた。
リリア嬢率いる傷物令嬢軍団だ。誰もかれもがなぜか右頬にでこぼこの火傷痕を負っている。
「アン様、私たちを呪い魔法でこんな傷物顔にした理由を、ご説明頂けますか?!」
パーティ会場のど真ん中で、アンはリリア嬢に冷ややかな声を浴びせられていた。
「わ、私は何も知らないわ!」
「アン嬢がいなくなってからこの火傷の呪いが蔓延しているのですよ。時期が良すぎませんこと?」
「いや、私は別に引きこもってただけで」
久々の学校に右も左もわからないアンは焦って周りを見回したが、360度から非難の視線が刺さった。
(え、これ本当に私が呪い魔法でやったと思われてるの?)



