アンの露わな首筋に抱き寄せられたミカエルは、何度もアンの首筋にちゅっちゅと甘いキスをした。アンはゾクソク駆け上がる刺激に身体が喜んで跳ねるのに驚いてしまう。


「ぁ、ちょっと待ってミカエル」

「待てない」


ミカエルがアンを抱き締めて、髪を撫でて、醜い火傷に唇に、鼻先に目元に首筋に鎖骨にキスを落とすのを全部もらって、アンは予期せぬ甘い声が漏れるのを止められなかった。


「アン……俺のアン、全部可愛い」


揺れる馬車の密室でミカエルはアンに優しく触れて、アンはミカエルに求められるままにキスされて甘い感触に溺れてしまった。