忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―

「幸也、このあとどうする?」

「んー」

「出店回ろうぜ」

「あとで」

「何かあんの?」

「別に」

「じゃあ一緒に行こうぜ」

「ちょっと歩いてくる」

「一人で?」

「うん」

「珍し」

「何それ」

 幸也は軽く笑って、その場を離れた。