忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―

 駅に着く。

 人の流れの中を歩きながら。

 丈が時計を見た。

「まだ時間ある?」

「あるよ」

「じゃあ来る?」

「うん」

 答えるまでに。

 ほとんど時間はかからなかった。

 丈が歩き出す。

 亜美もついていく。

 いつものように。