「はーっ、たっのしい」
「一生分笑った気がするよ……」
火照った体に雪の冷たさがひんやり心地よいけれど、そろそろと思った私は身体を雪原から起こし、同時に立ち上がった殿下とお互いに雪を払い落とす。
「今一瞬、子供に戻ってたような気がしました」
「……だね。どうしてやらなくなってしまうんだろうな、こういうことを……」
損得勘定とか、恐怖心とかが身に付くと見向きもしなくなってしまうような子供遊び。それがこんなに楽しいのは、きっと、今ここに彼や私の好きな人たちが居てくれるからで。
大切な人と出会うことで、人生はこんなにも鮮やかに色づく。この人と出会うことでそれを知り……私は今更ながら、どんなに自分が幸せかを実感している。
「もう一回やるかい?」
「ええ、せっかくですから」
私はクリスと二人、橇を丘陵の上まで引き上げていく。
そんな時、彼が少しはにかんで言った。
「一生分笑った気がするよ……」
火照った体に雪の冷たさがひんやり心地よいけれど、そろそろと思った私は身体を雪原から起こし、同時に立ち上がった殿下とお互いに雪を払い落とす。
「今一瞬、子供に戻ってたような気がしました」
「……だね。どうしてやらなくなってしまうんだろうな、こういうことを……」
損得勘定とか、恐怖心とかが身に付くと見向きもしなくなってしまうような子供遊び。それがこんなに楽しいのは、きっと、今ここに彼や私の好きな人たちが居てくれるからで。
大切な人と出会うことで、人生はこんなにも鮮やかに色づく。この人と出会うことでそれを知り……私は今更ながら、どんなに自分が幸せかを実感している。
「もう一回やるかい?」
「ええ、せっかくですから」
私はクリスと二人、橇を丘陵の上まで引き上げていく。
そんな時、彼が少しはにかんで言った。



