「ええっ!? あ、あの王都近くの森林にある遺跡がそうなのですか?」
「なるほど、魔人と聖人の末裔がそれぞれ窪みに手を添えることによって遺跡の入り口が開かれる……そういう仕掛けだったとはな」
写本を手に、私たちはあの丸い形の遺跡を思い出す。そこでは確かに、入り口と思しき扉の左右に楕円形の窪みが存在していた。
「わかりました。午前中の用事を済ませた後、我々はそこに向かいます」
「その後は……いやクリス、判断はお前たちに任せる」
陛下は殿下の瞳をじっとみつめながら、その写本を手渡す。
「よいのですか?」
「ああ。もう世界は次の時代に入りかけている。この先の未来はお前たちが引き継いでいくのだから」
殿下は力強く頷くと、二人に向き直り姿勢を正した。
「なるほど、魔人と聖人の末裔がそれぞれ窪みに手を添えることによって遺跡の入り口が開かれる……そういう仕掛けだったとはな」
写本を手に、私たちはあの丸い形の遺跡を思い出す。そこでは確かに、入り口と思しき扉の左右に楕円形の窪みが存在していた。
「わかりました。午前中の用事を済ませた後、我々はそこに向かいます」
「その後は……いやクリス、判断はお前たちに任せる」
陛下は殿下の瞳をじっとみつめながら、その写本を手渡す。
「よいのですか?」
「ああ。もう世界は次の時代に入りかけている。この先の未来はお前たちが引き継いでいくのだから」
殿下は力強く頷くと、二人に向き直り姿勢を正した。



