兄のそんな姿にレセル様は小さな溜息を吐いた。
「……お前たち、兄上を追ってくれ。では父上、王位の継承については近日中に話し合いを」
「くそ、愚か者めらが! 今に光神様の神罰が必ず下るぞ……! 魔族はいずれ必ず、人間を支配下に置き、暴虐の限りを尽くすであろう! 貴様らはそのきっかけを作ってしまったのだ! 我が言葉を忘れるなよ。そして何時の日か、後悔するがよい! ふは、ふはっはははは……!」
衛兵たちは抵抗を止め、セーウェルト王にはもはや、味方する者は誰も居ない。
そしてセーウェルト王は最後に、不気味な笑いを響かせながら、周りを兵士に固められ城へ戻されていった……。
◇
静寂を取り戻した広場の中央から、事態を収めた少年が私たちの方へと向かってきて、柔らかく微笑む。
「ご無沙汰していますね、エルシア。そしてお初にお目にかかります、ジュデットの王太子」
「レセル様、お久しぶりです」
「あなたがレセル殿か」
「……お前たち、兄上を追ってくれ。では父上、王位の継承については近日中に話し合いを」
「くそ、愚か者めらが! 今に光神様の神罰が必ず下るぞ……! 魔族はいずれ必ず、人間を支配下に置き、暴虐の限りを尽くすであろう! 貴様らはそのきっかけを作ってしまったのだ! 我が言葉を忘れるなよ。そして何時の日か、後悔するがよい! ふは、ふはっはははは……!」
衛兵たちは抵抗を止め、セーウェルト王にはもはや、味方する者は誰も居ない。
そしてセーウェルト王は最後に、不気味な笑いを響かせながら、周りを兵士に固められ城へ戻されていった……。
◇
静寂を取り戻した広場の中央から、事態を収めた少年が私たちの方へと向かってきて、柔らかく微笑む。
「ご無沙汰していますね、エルシア。そしてお初にお目にかかります、ジュデットの王太子」
「レセル様、お久しぶりです」
「あなたがレセル殿か」



