「そ、そんな……っ」
セーウェルト王が口元をぶるぶると震わせる中、ソムネル王は、後ろに並ぶ錚々たる顔ぶれの重鎮たちに目配せで問い、それぞれが承諾の意思を見せた。
そして陛下が、威圧するように一歩を踏み出しセーウェルト王を見下ろす。
「さあどうする、ライソン殿。我々ジュデットを含めた五か国以上を敵に回し、果たして国家が存続できるか試してみるか? それとも、我らの提案を受け入れ、聖女たちを解放するか……。選択は二つに一つ、ここにいるセーウェルトの民草が証人じゃ。答えられよ!」
「う、ううっ……たかが聖女ひとりのために」
唇を血が出るほど噛み締め、セーウェルト王は顔色を目まぐるしく変化させる。
「くぅぅぅぅぅぅっ……!」
誰もがその口から、諦めの言葉が吐き出されることを期待していた。
だが、その後……。
「ククッ……クハハハハハハッ!」
彼は気が触れたように笑い出す……。
そして、その口から示されたのは最悪の決断だった。
セーウェルト王が口元をぶるぶると震わせる中、ソムネル王は、後ろに並ぶ錚々たる顔ぶれの重鎮たちに目配せで問い、それぞれが承諾の意思を見せた。
そして陛下が、威圧するように一歩を踏み出しセーウェルト王を見下ろす。
「さあどうする、ライソン殿。我々ジュデットを含めた五か国以上を敵に回し、果たして国家が存続できるか試してみるか? それとも、我らの提案を受け入れ、聖女たちを解放するか……。選択は二つに一つ、ここにいるセーウェルトの民草が証人じゃ。答えられよ!」
「う、ううっ……たかが聖女ひとりのために」
唇を血が出るほど噛み締め、セーウェルト王は顔色を目まぐるしく変化させる。
「くぅぅぅぅぅぅっ……!」
誰もがその口から、諦めの言葉が吐き出されることを期待していた。
だが、その後……。
「ククッ……クハハハハハハッ!」
彼は気が触れたように笑い出す……。
そして、その口から示されたのは最悪の決断だった。



