◇
それなりに息苦しい思いもしたけれど、一週間も経てば自然と私たちの身柄はセーウェルトに送り届けられた。少し時間が長引いたのは、道中怪我を負っている人を治療したりしていたせいだ。それでギーツ様たちには随分渋い顔をされてしまった。
しかし、久し振りに目にした王都では、以前とは似ても似つかない光景が広がっていた。リリカから何か異変が起きたのは聞いていたけれど、ここまでとは予想外だった。
「これは……」
「一体、どうなっているの?」
王都の壁を囲うようにして大勢の国民が野営する姿に、私たちはごくりと唾を飲み込む。その説明をしてくれようと、隣の馬車から降りたギーツ様がこちらへ来る。
それなりに息苦しい思いもしたけれど、一週間も経てば自然と私たちの身柄はセーウェルトに送り届けられた。少し時間が長引いたのは、道中怪我を負っている人を治療したりしていたせいだ。それでギーツ様たちには随分渋い顔をされてしまった。
しかし、久し振りに目にした王都では、以前とは似ても似つかない光景が広がっていた。リリカから何か異変が起きたのは聞いていたけれど、ここまでとは予想外だった。
「これは……」
「一体、どうなっているの?」
王都の壁を囲うようにして大勢の国民が野営する姿に、私たちはごくりと唾を飲み込む。その説明をしてくれようと、隣の馬車から降りたギーツ様がこちらへ来る。



