「後でならいいんだね?」
「うー……」
私は目線を足元に落としつつ、胸を押さえた。殿下には立場がある。そして……私がいつここに戻ってこられるかなんて、わからない。そんな中、お互いを想い合うのはとても寂しく辛いことだろう。
しかしおずおずと顔を上げてみると、殿下は力強く頷いて微笑んでくれた。
私の考えなどお見通して、何の心配もないと言ってくれているかのように。
「はい……私も殿下のことが、好きです」
そして私は、生まれて初めての告白をした。
殿下の身体が私をぎゅっと抱きしめ、包み込んだ。
「ありがとう……。離れ離れになるのは辛いけれど、ずっと君のことを想ってる。そうだ、あのブレスレットは今持ってる?」
「は、はい」
「うー……」
私は目線を足元に落としつつ、胸を押さえた。殿下には立場がある。そして……私がいつここに戻ってこられるかなんて、わからない。そんな中、お互いを想い合うのはとても寂しく辛いことだろう。
しかしおずおずと顔を上げてみると、殿下は力強く頷いて微笑んでくれた。
私の考えなどお見通して、何の心配もないと言ってくれているかのように。
「はい……私も殿下のことが、好きです」
そして私は、生まれて初めての告白をした。
殿下の身体が私をぎゅっと抱きしめ、包み込んだ。
「ありがとう……。離れ離れになるのは辛いけれど、ずっと君のことを想ってる。そうだ、あのブレスレットは今持ってる?」
「は、はい」



