『魔性の女』だなんて、私にこれ程似合わない言葉もないだろう。
場の雰囲気も相まって、それがツボに入った私はけらけらと笑う。
でも殿下はそれを見て不満そうにこちらを睨んだ。
「君は、時々わざとかっていうくらい鈍感だよな。でもそれなら私ももう遠慮しない」
「えっ!?」
次の瞬間私の身体は強く引き寄せられた。
お互いが触れ合う位置まで近づいた私は、殿下の顔を驚愕の表情で見あげる。
深い、緑の相貌が私の視線をぐっと引き寄せて――なんて、綺麗な……。
「やっぱり、直接言わないと駄目だな。私は君が好きだ」
「――――ッ!」
緊急信号――その言葉はいかに鈍ちんな私の神経にも鋭く刺さり、視線と顔を目一杯横に逸らさせた。首が酷い音を立てた気がするが、気にしている場合ではない。
場の雰囲気も相まって、それがツボに入った私はけらけらと笑う。
でも殿下はそれを見て不満そうにこちらを睨んだ。
「君は、時々わざとかっていうくらい鈍感だよな。でもそれなら私ももう遠慮しない」
「えっ!?」
次の瞬間私の身体は強く引き寄せられた。
お互いが触れ合う位置まで近づいた私は、殿下の顔を驚愕の表情で見あげる。
深い、緑の相貌が私の視線をぐっと引き寄せて――なんて、綺麗な……。
「やっぱり、直接言わないと駄目だな。私は君が好きだ」
「――――ッ!」
緊急信号――その言葉はいかに鈍ちんな私の神経にも鋭く刺さり、視線と顔を目一杯横に逸らさせた。首が酷い音を立てた気がするが、気にしている場合ではない。



