そんな風に王妃がなだめても、ミーミル様は従わなかった。
「嫌よ! だって兄様は勝手じゃない! 私、何回もずっと兄様と一緒にご飯が食べたいって言ったのに! いっつも忙しいふりして! お部屋に行っても、怖い顔して帰れって言って! それなのに、どうして今更ここに来るの!?」
「済まない……ミーミル、話を」
「聞かない、聞きたくない! もう兄様なんかいいんだもん! エルシアがいてくれるからいらないんだもん! あっちへ行って!」
どんどん声を荒げて、ミーミル様は瞳に涙を浮かばせた。
しばらく殿下は辛そうにそれを見ていた。しかし……。
「ミーミルッ!」
殿下はミーミル様の前に進み出ると、大きな声で叱った。
我を忘れていたミーミル様も思わず身体を竦めるほどの音量で。
「な、なによ。そんな風に怒ったって、怖くないもん! 勝手なお兄様なんて、嫌いだもん! 出て行ってよっ!」
「ちゃんと話を聞いてくれ……お願いだから!」
「嫌よ! だって兄様は勝手じゃない! 私、何回もずっと兄様と一緒にご飯が食べたいって言ったのに! いっつも忙しいふりして! お部屋に行っても、怖い顔して帰れって言って! それなのに、どうして今更ここに来るの!?」
「済まない……ミーミル、話を」
「聞かない、聞きたくない! もう兄様なんかいいんだもん! エルシアがいてくれるからいらないんだもん! あっちへ行って!」
どんどん声を荒げて、ミーミル様は瞳に涙を浮かばせた。
しばらく殿下は辛そうにそれを見ていた。しかし……。
「ミーミルッ!」
殿下はミーミル様の前に進み出ると、大きな声で叱った。
我を忘れていたミーミル様も思わず身体を竦めるほどの音量で。
「な、なによ。そんな風に怒ったって、怖くないもん! 勝手なお兄様なんて、嫌いだもん! 出て行ってよっ!」
「ちゃんと話を聞いてくれ……お願いだから!」



