指が弦から離れ、ヒュンと音がして青年がハッとした表情で振り向く中、私は自分の身を精いっぱい投げ出していた。
ずぶっと、右肩辺りに肉を貫く感触。
「貴様っ!」
「ぐああっ!」
怒りの声とともに青年がリーダーを斬り伏せ、伏兵から第二射が放たれたが彼は剣で弾いた。それを見てもう当たらないと悟ったのか、伏兵はそのまま逃走してゆく。
「君っ……」
慌てつつ私を抱き起こしてくれる青年。
しかしその時、私は非常にまずい状態にあった。
「ううっ……」
呼吸が、うまくいかない。嫌な汗がドレスを濡らす。
ずぶっと、右肩辺りに肉を貫く感触。
「貴様っ!」
「ぐああっ!」
怒りの声とともに青年がリーダーを斬り伏せ、伏兵から第二射が放たれたが彼は剣で弾いた。それを見てもう当たらないと悟ったのか、伏兵はそのまま逃走してゆく。
「君っ……」
慌てつつ私を抱き起こしてくれる青年。
しかしその時、私は非常にまずい状態にあった。
「ううっ……」
呼吸が、うまくいかない。嫌な汗がドレスを濡らす。



