軍隊などを率いて来ているというわけではもちろんないだろうし、セーウェルト以外の国との国交が開かれ始めているとはいえ、まだ他国からジュデットを訪れようという人間は王都にいてもほとんど見かけなかった。大勢で固まって動いていればすぐに怪しまれるだろうから、多分それはない。
射かけられた矢も一度に数本程度。となるとせいぜいが十人やそこらの部隊だと思われる。ならば、あの時ほとんど野盗を単独で倒してしまった殿下なら一人でもと……思わなくもないが、それでも不安だ。
今私に出来ることは、なるべく、敵の注意をこちらに引き付け、殿下を動きやすくすること。
そう考えた私は、手持ちの道具を検めだした。
何がある……短剣程度ならあるけれど、私の護身術など本格的な刺客であれば通用するわけがない。直接手出しは出来ない。だったら……?
(罠……かな)
先日の野盗の時とは違い、少しばかり時間に余裕がある。それに罠なら、自分が手を下さずとも大勢を相手どれる。
射かけられた矢も一度に数本程度。となるとせいぜいが十人やそこらの部隊だと思われる。ならば、あの時ほとんど野盗を単独で倒してしまった殿下なら一人でもと……思わなくもないが、それでも不安だ。
今私に出来ることは、なるべく、敵の注意をこちらに引き付け、殿下を動きやすくすること。
そう考えた私は、手持ちの道具を検めだした。
何がある……短剣程度ならあるけれど、私の護身術など本格的な刺客であれば通用するわけがない。直接手出しは出来ない。だったら……?
(罠……かな)
先日の野盗の時とは違い、少しばかり時間に余裕がある。それに罠なら、自分が手を下さずとも大勢を相手どれる。



