「違うんですってば!」
さらにミーミル王女までが目を輝かせ、私は軽いパニックに陥りかけた。それを取りなすように王妃様は首を振る。
「落ち着いて。案内役を受けたのもあの子自身の意思だし、私は別にそれを悪いことなどとは思っていないの。あの子は、上辺はああして誰とでも気さくに話すけれど、その実変に人を遠ざけるところがあるから……。近しければ近しいほどに」
少し目線を落とした後、王妃はにっこりと目を細めた。
「あなたがどういう想いでここに留まってくれているのかは、私には分からないけれど……出来ればここに居る間だけでも、クリスと仲良くしてあげてくれないかしら」
その優しい笑みからは、殿下への深い愛情が察せられる。もしかしたら王妃様は、殿下があまり周りに人を置きたがらない理由を分かっているのかも知れない。その上で私に、彼の傍に居ることを望んでいる……?
「いいんでしょうか。私はセーウェルトの人間で、彼は、この国にとって大切な人ですし……」
さらにミーミル王女までが目を輝かせ、私は軽いパニックに陥りかけた。それを取りなすように王妃様は首を振る。
「落ち着いて。案内役を受けたのもあの子自身の意思だし、私は別にそれを悪いことなどとは思っていないの。あの子は、上辺はああして誰とでも気さくに話すけれど、その実変に人を遠ざけるところがあるから……。近しければ近しいほどに」
少し目線を落とした後、王妃はにっこりと目を細めた。
「あなたがどういう想いでここに留まってくれているのかは、私には分からないけれど……出来ればここに居る間だけでも、クリスと仲良くしてあげてくれないかしら」
その優しい笑みからは、殿下への深い愛情が察せられる。もしかしたら王妃様は、殿下があまり周りに人を置きたがらない理由を分かっているのかも知れない。その上で私に、彼の傍に居ることを望んでいる……?
「いいんでしょうか。私はセーウェルトの人間で、彼は、この国にとって大切な人ですし……」



