「犬……! 猫……! 本で見たことある!」
王女は目を輝かせている。
それもそのはず、なんと、ジュデットには犬や猫がいないのである。
代わりに街で、狼や豹っぽい動物を飼っていたのを私は王宮の窓から見かけた。
馬もいないようで、馬車は強面のでかトカゲが引いてるんだよ?
信じられない。異国ってすごいなぁと感心したほどだ。
ミーミル様も得意そうに、自分のイメージの中の犬や猫を画用紙に描いて見せてくれる。
「こういうのでしょ? 犬とか猫とかって」
「……まあ、大体そんなものです」
しかし彼女が紙に書いたそれらは四つの耳がにゅっと突き出たり、尻尾が三本揺れていたりして、まあまあ事実とは異なる。でも私はあえて訂正しない。子供の夢を壊すのは罪なのだ。
「いつか私も本物を触ってみたいなぁ……」
王女は目を輝かせている。
それもそのはず、なんと、ジュデットには犬や猫がいないのである。
代わりに街で、狼や豹っぽい動物を飼っていたのを私は王宮の窓から見かけた。
馬もいないようで、馬車は強面のでかトカゲが引いてるんだよ?
信じられない。異国ってすごいなぁと感心したほどだ。
ミーミル様も得意そうに、自分のイメージの中の犬や猫を画用紙に描いて見せてくれる。
「こういうのでしょ? 犬とか猫とかって」
「……まあ、大体そんなものです」
しかし彼女が紙に書いたそれらは四つの耳がにゅっと突き出たり、尻尾が三本揺れていたりして、まあまあ事実とは異なる。でも私はあえて訂正しない。子供の夢を壊すのは罪なのだ。
「いつか私も本物を触ってみたいなぁ……」



