なぜか、溺愛される1日を繰り返しています。

☆☆☆

混乱状態に陥った彩を落ち着かせるためにひとまず近くの喫茶店に入っていた。
冷たいクリームソーダとレモンスカッシュを注文して、少しだけ気持ちが落ち着いてくる。


「つまり私は昨日を繰り返してるってこと」


人目もはばからずに彩は昨日の出来事を熱弁する。
知明は目を白黒させながらも口を挟むことなく彩の話を聞いた。


「つまり、彩ちゃんにとってはこれが二度目のデート?」


その質問に彩はいたって真剣な表情で頷いた。
そこでレモンスカッシュが運ばれてきたので、一気に半分ほど飲み干した。

喉がスッキリして気持ちもスッキリする。
甘いものが大好きな知明はちまちまとクリームソーダの上に乗っているアイスを食べ始めた。

まるで子供みたいだ。
体格はすごく立派なのに。