「だから、 高橋さんと……」
高橋さんとミサさんの……と言いかけて、 どうしてもミサさんの名前を言い出せなかった。 また、 高橋さんの子供の命を助けて下さいと言うのも、 何だか高橋さんの重荷になり過ぎる気がした。
「高橋さんのお子さんを……大切にしてあげて下さい」
きっと私の心の中では、 既に決まっていたんだ
高橋さんと別れようとしている、 自分がそこに居た。
トントン。
ドアをノックする音がして、 看護師さんが様子を見に入って来たが、 軽く高橋さんと会釈を交わして点滴の確認をすると、 すぐに病室を出て行こうとした。
「すみません」
「はい」
高橋さんが、 出て行こうとしている看護師さんを呼び止めた。
高橋さん?
「外科の武田明良先生を、 呼び出してもらえませんでしょうか? まだ、 病院にいらっしゃると思うんですが」
「はい。 こちらの病室にご連絡で、 よろしいですか?」
「お手数をお掛けします」
「少し、 お待ち下さいね」
そう言うと、 看護師さんは出て行った。
高橋さん……。
明良さんを呼び出して、 どうするの?
不可解な高橋さんの行動で、 話しの腰を折られた感じだった。
「大丈夫な訳がない」
エッ……。
高橋さんとミサさんの……と言いかけて、 どうしてもミサさんの名前を言い出せなかった。 また、 高橋さんの子供の命を助けて下さいと言うのも、 何だか高橋さんの重荷になり過ぎる気がした。
「高橋さんのお子さんを……大切にしてあげて下さい」
きっと私の心の中では、 既に決まっていたんだ
高橋さんと別れようとしている、 自分がそこに居た。
トントン。
ドアをノックする音がして、 看護師さんが様子を見に入って来たが、 軽く高橋さんと会釈を交わして点滴の確認をすると、 すぐに病室を出て行こうとした。
「すみません」
「はい」
高橋さんが、 出て行こうとしている看護師さんを呼び止めた。
高橋さん?
「外科の武田明良先生を、 呼び出してもらえませんでしょうか? まだ、 病院にいらっしゃると思うんですが」
「はい。 こちらの病室にご連絡で、 よろしいですか?」
「お手数をお掛けします」
「少し、 お待ち下さいね」
そう言うと、 看護師さんは出て行った。
高橋さん……。
明良さんを呼び出して、 どうするの?
不可解な高橋さんの行動で、 話しの腰を折られた感じだった。
「大丈夫な訳がない」
エッ……。


