先輩の愛に溺れながらずっと

だから声をかけようとした時だった。


彼女がいる教室に1人の教師が入ってきた。


「おー、進んでるかって、花咲お前1人か?
他のやつらは?」

「えっと、あの。急に用事ができたみたいで結構前に帰ってしまって。
でも、大丈夫です!すぐに終わらせて帰るので!」

「いや〜、そう言ってもな。
まあ、もうこれはいいよ。
でもな、1人でやってたとしてももっと多くの数をできなかったのか、花咲。」

「す、すみません。」


ふざけるなよ。

なんであの教員は花咲っていう子を責めるんだ。
悪いのは彼女1人残していったやつらだろ。

イライラしながらも残された彼女を見ると

彼女は可愛い顔を歪めて悲しい表情で、
「ごめんなさい。」

そう呟いていた。


そうじゃない、君のせいじゃない。

見ていられなくなってその場を後にした。