先輩の愛に溺れながらずっと

2時間の練習が終わって

水分を摂っていると真葉が駆け寄ってきた。



「ハラハラしたよ〜やな!
心配だったよ!大丈夫?先輩達にあれからなんかされてないの?」

「うん!大丈夫だよ。優しく教えてくれた。
でももっともっと頑張らないと。」


誰かに迷惑かけないように。
足を引っ張っらないように。

「やなはすごいね〜。頑張れるんだもん。私だったら投げ出してるかも!
ていうか王高先輩カッコよすぎ!!
やなのピンチにさ、笑顔で優しく完璧なフォロー!」

「うん。カッコよかったね。嬉しかったし!
お礼を言いたいんだけど……」


王高先輩の姿の姿を探して見つけると王高先輩はたくさんの女子達に囲まれていた。


あの中には入れないかな……


「さすがというか、かっこいいし、優しいからか女子からの人気がすごいんだよね。」

「うん。明日にでも絶対にお礼を言うよ。」

「そういうやなの律儀で丁寧なとこマジで好き〜!」


可愛い真葉から抱きしめられて癒されながら抱きしめ返す。