先輩の愛に溺れながらずっと

「ふっ、ゆっくりでいいよ?」


笑って優しい顔で言ってきた。

その声に押されて


「あの‥‥、先輩を好きになりました。
私なんかで良かったら付き合ってもらえますか?」


「また私なんかって言う〜。
やなだから、いいのに。
うん。俺の彼女になって。」


よ、良かった…………。

ホッとしていると先輩から抱きつかれて私も先輩の腰に手を回す。


「リレー勝ったよ。やなのおかげで。
聞こえたからね、やなの声援。」


嬉しそうに言われて顔が熱くなる。

そんな私を見て先輩はイジワルに笑って


「そういえば、あいつ佐原は?告白されてたんじゃないの?」


な、なんでそのこと知ってるの!?

驚きながらも正直に答える。


「はい。告白の返事をしてきました。」

「で?ちゃんと付き合えませんって言ってきた?」

「はい!付き合えませんって言って友達として仲良くすることにしました。
本当に優しいですよ。佐原くん。
私じゃなくてももっといい女の子が現れると思います。」


あんなにかっこよくて優しい男子モテるに決まってる。
実際、真葉が佐原くんモテるって言ってたし…!