先輩の愛に溺れながらずっと

放課後。


先輩を待ちながら私は寂しい気持ちでいた。


もう先輩と2人で練習することはないのか……

こうして2人で会うことも………ってまだ私は先輩に気持ちを伝えてない!


こんな私を好きって言ってくれた佐原くんと王高先輩。


これ以上グタグタにするのは失礼だ。



だから明日。

体育祭が終わったら佐原くんに返事をして先輩に気持ちを伝える。


まだ先輩が私を好きかは分からない。

でも気持ちは伝えるんだ………。



もし、やっぱり無理って言われても今までたくさんありがとうございました。って笑顔で伝えるんだ。



そう決心していると


「やな。真剣な顔してどうしたの。」


先輩がいつものようにジュースを持って立っていた。