side 快里


「おい。快里!どうしたんだよ。険しい顔して。」


俺、王高快里はやなと佐原優斗が楽しそうに話しているのを見てイラついていた。


「別に何でもないよ。
ただ腹立つな〜って思ってイライラしただけ。」


「でた、快里のたまに出る腹黒い部分。
学校1のクール王子・王高快里のその一面知ったらみんな驚くぞ。
なんでイラついてんのか知らないけど、練習の時はその顔やめろよ。怖いから。」


「ああ、分かってる。」


苛立ちを抑えて練習を再開した。
放課後を待ち望んで ─────