先輩の愛に溺れながらずっと

「すっ、好き!?
私のことが?
何も取り柄ないの─「ストップ。それ以上言ったらまたキスするよ。」



そう言われて慌てて口を守る。


「俺の前で自分を卑下するような言い方しないでね。
言ったらどうなるか……分かるよね?」


黒い笑顔で言われて危険を感じコクコクと頷く。


そんな私に先輩は満足そうに笑って


「じゃあ、送るよ。帰ろうか。」

「はい………」


先輩こんなキャラだったっけーーー?
学年1のクール王子って言われてる先輩はどこに?


「こっちの俺はやな限定ね。
やなしか知らないから。
まあ、クールな方も俺だけど。」



や、やなってさらっと呼び捨てに………
ていうか私の下の名前知ってたんだ。

それにしても先輩にこんな一面もあるなんて…
強引で、少し意地悪で。

でも優しい。



き、キスされたのはびっくりしたけど
なんでか嫌ではなかった。

だから抵抗出来なかった……

なんでだろう?

不思議に思ったけど深く考えずに家へと向かった。


今日は信じられない告白と先輩のいつもとは違う一面を見れた1日だった。



そして、その日の夜
キスされて告白されて、先輩の意地悪な顔や色々なことを思い出してなかなか寝付けなかったのは言うまでもない………。