先輩の愛に溺れながらずっと

たったの5分で分からなくなっていた。


先輩は昨日みたいにイラついてはないものの、明らかに困った表情で私に教えている。


うぅ〜、ごめんなさい。


自分の覚えの悪さに改めて嫌気がさした。



「よしっ!じゃあ、水分補給。
暑いからしっかり休んでねー。」


休憩時間になったようだ。


「休もうか。また頑張ろう。」


そう言ってくれる先輩にお礼を言って真葉のところに行く。