「えぇぇぇぇーーーー!あの王高先輩とダンスの練習を一緒にして、家まで送ってもらった!?
何その展開〜〜〜!」
朝から真葉の声が響き渡った。
昨日の出来事を真葉に話したらこの反応だ。
真葉は恋愛事大好きだからね………
「ていうか、王高先輩優しすぎない!?」
「だよね!私なんかの練習に付き合ってくれるんだからさー?」
本当に優しすぎだ。
ありがたい………
「優しいね〜。さすが学校1のクール王子!」
学校1のクール王子?
王高先輩ってそんなふうに呼ばれてるんだ。
まあ、あんなカッコよかったらそんなふうにも言われるよね。
初めて知って、へぇ〜、と感心していると真葉が驚いたように言ってきた。
「まさかやな知らなかったの!?
有名だよ?王高先輩はカッコよくて優しくて完璧だって!
毎日のように告白されてるのっ!」
あんなにカッコよかったら告白もされるよね。
なんだか胸がチクリとした。
なんだろう?この痛みは。

