先輩の愛に溺れながらずっと

「先輩はなんでここに?」


「あぁ、忘れ物がないかを確認しにきたら、花咲さんが練習してるの見たからさ。で、次が分かんなそうにしてたから声かけたんだよ?
邪魔じゃなかった?」



「い、いえ!邪魔だなんてありえません。先輩こそ私のところにいていいんですか?」


先輩は人気者だし、私なんかに構ってて大丈夫かな?


「いいんだよ。頑張ってる花咲さんを応援したいし。あ、そうだ。一緒に練習する?」

「いいんですか!?」

「もちろん。」


カッコよくて、人気者の王高先輩を練習に付き合わせるのは悪い…………

けど、自分が上手くならないと他の人に迷惑かけるからお言葉に甘えようかな?


「ありがとうございます!助かります!
あの早速なんですがわからないところがあって……」


それから先輩と2人きりの練習が始まった。