「ご馳走様でした」
「うん、いいよ」
空になったお弁当箱を返してもらい、小さなカバンにしまう。
すると、漆葉くんはなぜか席を立つと教壇にゆっくりと座った。
「こっちおいで」
なんだろう?
そんなところに座ってどうしたのかな?
そんなことを思いながら彼のいる方へと歩いていくと、漆葉くんは自分の隣をトントンと叩く。
また座れって意味なのかな……?
そう思いながら腰を下ろすと、わたしの太ももに漆葉くんの頭が乗っかってきた。
「え!?」
「うるさい」
今度はなんなの……!?
なんで膝枕なんてしちゃってるの……!?
「うる、」
「善」
「え?」
名前を呼ぼうとしたら、漆葉くんの言葉に遮られてしまった。
いきなり自分の名前を言い出してどうしたの?



