パーフェクトな君の弱点。



彼女の気持ちは正真正銘、本物で、今夜スタートのドラマにかけているのも事実なんだろうな。

あんな可愛い子に告白されたら善くんもわたしのこと興味無くなっちゃうかな?


ほんとに、捨てられちゃうかな。

やっぱりみんな沙綾ちゃんと善くんが付き合った方が喜ぶのかな?

美男美女だもんね。
わたしなんかとは違う。

いくら口では善くんにいいことを言っても、所詮一般人のわたしには売れっ子芸能人である善くんの悩みなんて本当の意味では解決してあげられないかもしれない。

どうしようもない不安が一気に心に押し寄せてきて、胸がぎゅうっと締め付けられるかのように苦しい。


ねえ、善くん……会いたいよ。

会って、ぎゅっと抱きしめてわたしを安心させてよ。


結局、家に帰っても沙綾ちゃんに言われた言葉たちをずっと考えていたらドラマが始まる時間が来て、ボケっとしながら観ていたらいつの間にか終わっていた。