パーフェクトな君の弱点。



「本物がここにいるのに?」


だって、画面の中じゃなくて実物の俺がここにいるのになんで画面に釘付けなの?

もっと、俺のこと見てよ。


「そ、それは……」


視線を下げてモジモジしている柚音ちゃんの腰にそっと手を回してぎゅっと引き寄せた。


「きゃっ!」

「画面越しの俺と本物の俺、どっちが好き?」


彼女の耳にすいっと顔を寄せて囁けば、みるみるうちに彼女の耳から顔がリンゴのように赤く染っていく。

そんな反応がいちいち可愛くて、ついつい意地悪をしてしまう。

まあ、俺だって画面越しの自分にすら、嫉妬してしまうのだからなかなか末期だと思うけど。


「ぜ、善くん……っ」

「ほら、答えてよ」


ぱくっ、と小さな耳を甘く噛むと「ひゃあ……っ」と彼女の口から甘い声が漏れ、ビクッと体をひねらせる。

あー、今日も最高に可愛い。