パーフェクトな君の弱点。



「あーなんか仮装して競争する競技があるらしくて、俺の顔見られたらまずいし、借りてきた」

「そうなんだ」


誰かこんな着ぐるみを被って走るのかな。

暑い中、大変だなあ。


「柚音ちゃんは何に出んの?」

「え、わたし?わたしは玉入れだよ」

「うわー、似合うな。こっそり動画撮っとこうかな」


クスクス、と肩を揺らして笑っている。

似合うって言われても嬉しくないんですけど……。


「あ、撮影禁止だよ」

「んー、じゃあ二人で写真撮ろ」


そう言われて善くんがアプリを起動させてスマホの内カメラでカシャと写真を撮った。

初めてのツーショットだ。
嬉しくて頬が緩んでニヤニヤしてしまう。


「それ、送ってね。毎日見て元気もらうから」

「毎日は見すぎ」

「だって、嬉しいんだもん」


さっそく、送られてきた写真を保存して眺める。

善くんとのツーショット。
夢みたいで、心がふわふわしている。