パーフェクトな君の弱点。



「俺だってお前が離れていかないか結構必死なんだけど」

「……え?」


目の前でわたしをじっと見つめているその瞳は揺れていて、表情だってさっきまでと違い、余裕なんて1ミリもないように思えた。


「頼むから自分の可愛さ自覚してくんない?ほんとムカつく」

「え、ちょっと待って」


自覚しろって何をー!


「待たない」

「待たないって……」

「なあ、柚音ちゃんキスしてい?」


わたしの言葉を遮って、どんどん近づいてくる綺麗な顔。

いや、ここ外だし、誰が見てるかわかんないから!


「だ、ダメに決まっ……んんっ」

「ダメって顔してねえから」


どんどん角度を変えて深くなっていくとろけてしまいそうなほどに極上に甘いキス。

そのキスに溺れていると、段々と頭がボーッとしてくる。


こんなの、誰かに見られたらやばいのに。
でも久しぶりに善くんを近くに感じられて幸せだ。