「ほ、ほんとに保存したの!?」
「当たり前じゃん。写真でも可愛かったけど、やっぱ実物の方が何億倍も可愛くてたまんない」
とろけてしまいそうなくらい甘い声で言い、わたしの唇をゆっくりと親指でなぞる。
「善、くんっ……」
「こんな俺を庇って泣いちゃってバカじゃないの?」
「バカじゃない……っ」
「ほら、泣かないで。最後の仕上げしてあげるから」
そういうと彼はポケットからあるものを取り出して、それをわたしの小さなお団子2つにつけた。
「なにしたの?」
「じゃーん、これでさらに可愛くなりました」
善くんのスマホに写っているわたしのお団子は先程とは違い、わたしが好きなクマのヘアピンがつけられていた。
「可愛い……!」
「でしょ。これロケ行った時に見つけて、絶対柚音ちゃんに買って帰んなきゃと思ってさ」



