無事に柚音ちゃんをベッドに寝転がして、その隣に座って早く眠れるようにトントン、と肩を優しく叩く。
すると、柚音ちゃんの瞼が段々と下がっていく。
ほんとに子供みたいだな。
いつか柚音ちゃんと結婚したらそんな日が来るんだろうか。
きっと、柚音ちゃんに似て可愛い子なんだろうな。
想像するだけで頬が緩んで、ニヤけてしまう。
ス―スーと寝息を立てて、眠っている柚音ちゃん。
彼女の寝顔を見ているだけで癒されるから好きな人のパワーは偉大だな、と感じる。
「柚音ちゃん、だいすきだよ」
聞えていないのをいいことに独り言を呟いて、立ち上がった。
さて、柚音ちゃんも寝たことだし帰るとするか。
夕方から仕事もあるし。
最後に夜ご飯として卵のお粥を作って、柚音ちゃんが目を覚ました時に寂しくならないように
【おはよう。食べれそうだったら食べて。起きたとき、一緒にいられなくてごめん】
と書いたメモを残した。



