パーフェクトな君の弱点。



俺は、薬のカプセルを口に入れ、水も口に含んでからそのまま柚音ちゃんの唇に押し付け、閉じられている口を舌でこじ開ける。


「んん……っ……ふぁ……」


開いた隙間から水とカプセルを柚音ちゃんの口へと移す。
柚音ちゃんの口の端からこぼれた水がツーっと流れていく。


「飲み込んで」


俺がそう言うと、彼女はすんなりということを聞いてごっくんと飲み込んだ。


「ぜ、善くん……!?」


今ので正気に戻ったのか口を抑えて顔を真っ赤にしている。


「ちゃんと薬飲めて、偉いな」


ぽんぽん、と頭を撫でてやればきょろきょろと目を泳がして明らかにオドオドしている。


「ご、ごめん。わたし熱で頭おかしくなってたのかなあ。なんて、あはは」


笑いながら机から立って、逃げようとする柚音ちゃんの腕を掴む。


「ご褒美、あげないと……ね?」

「そ、そ、それは忘れていいよ!」

「やだ」


忘れてなんかやんない。