パーフェクトな君の弱点。



はあ……善くんから【無理】と返信が来て、せっかく学校が終わって放課後になったというのにわたしの気分は最悪だ。

希織ちゃんは塾があるらしく、先に帰った。

大変だなあ。ってわたしも他人事みたいに言ってるけど、勉強しないとテストが死ぬ!


「柚音!」

「へ!?」


今朝聞いたばかりの声に名前を呼ばれて振り向くと、そこにはキラキラと眩しい笑顔を浮かべてこちらに手を振って走ってくるカズくんがいた。


こっちに来る……!


久しぶりの再会で話したいのは山々だけど、また善くんにバレたら怒られちゃうよ。


どうしよう、どうしよう。


考えているうちにカズくんがわたしの前に来てしまっていて、「柚音、ちょっとあっちで話さない?」と言われて断れずに中庭のベンチに二人、腰を下ろした。


何やってんのよ、わたし!
流されてんじゃないよ、本当に!