「ご、ごめんなさい……」
「告白までされてたよな」
げっ……そこまで聞かれてたのか。
「ちゃんと断るから!わたしが好きなのは善くんだし!」
だから、そんな不安そうな顔しないで。
目は怒っているのにその瞳の奥で不安げに揺れている。
「はあ。なんでそんなに無防備なの」
深いため息をこぼしながらわたしの肩にぽすん、と頭を乗せる。
「ぜ、善くん……」
無防備とは一体なんのことかわからないけど、善くんに呆れられているのはわかる。
ど、どうしよう……!
このまま振られるとかないよね!?
「アイツと話してんの見たら嫉妬で狂いそう」
「え?」
その言葉と共にわたしの体をぎゅっと抱きしめた。
一瞬にして、わたしの大好きな善くんの香りに包まれてドッドッドと鼓動がスピードを増していく。
「これでお前のこと最後に抱きしめたのは俺ね」
「う、うんっ!」
善くん、またヤキモチ妬いてくれてるのかな?



