パーフェクトな君の弱点。



「ふふ、わたしもまた会えて嬉しいよ」


もう好きとかいう感情はないけれど、この気持ちは本当だ。

わたしだって会いたかった。
ずっと初恋で、好きだったんだもん。


「柚音、また会えたら伝えたいことがあるって言ってただろ?」

「う、うん」


真剣味を帯びた瞳と目が合う。

あ、なんかこの空気はやばいかもしれない。


そう思ったけど、もう遅くて


「俺、ずっと柚音が好きなんだ。俺と付き合って欲しい」


と、予想外の言葉が耳に飛び込んできた。


す、好き……!?

それは幼なじみとしてじゃなくて、異性としての好き!?


わたしが驚いて固まっていると、周りからは悲鳴が聞こえてきて女の子たちが騒いでいる。


「あの、えっと……」


わたし、付き合ってる人がいるからごめんなさい、と伝えたかったのに


「ビックリさせてごめん。でも俺待ってるから返事考えといて。これ、俺の連絡先だから」


わたしの言葉を遮って、カズくんが言葉を発して「じゃあ、またな」と一枚のメモをわたしの手に握されて爽やかな笑顔を浮かべて去っていった。