パーフェクトな君の弱点。



なんなの、まじで。

可愛すぎない?
ていうか、その服装なに?

柚音ちゃんはスウェット生地の短パンにクマの耳のフードがついたパーカーを着ている。

なんか、短パンにもクマの尻尾ついてるし。


似合いすぎ……今すぐ食べたい。

それが無理ならキスしてえ。

短パンから出た綺麗な白い脚が俺の理性を刺激する。

耐えろ……俺……耐えるんだ。
無防備すぎんだろ。

俺が今どれだけ理性を総動員させてんのかわかってんの?


『善くん?』


何も返答がないことを不思議に思ったのか俺の名前を呼んでコテンと首を傾げている。

何気ない仕草がいちいち俺のキュンポイントをついてくるから困る。


「柚音ちゃんが可愛すぎて鼻血でそー」

「ええ!?意味わかんないよ!」


やっと電話越しに話すのをやめて、焦ったようにこちらを見ている。