わたしは少し背伸びをして善くんの耳元に口を近づけて


「……善くん、だいすきだよ」


そう囁くと、彼の耳と顔がみるみるうちに赤く染まっていった。

大きい声でいうのは恥ずかしいからこれで許してね。


「あー、もう。そういうのズルいから」

「んんっ……」


そんな言葉が降ってきたと同時にわたしの口は甘いキスによって塞がれた。

漣柚音、今日からトップアイドルと秘密のお付き合いを始めます。