パーフェクトな君の弱点。



キュンと高鳴った鼓動はうるさいくらいに音を立てていく。


もう本当に善くんはズルい。


カメラマンさんに聞こえないようにわざと耳元で言ったんだ。


善くんと一緒にいたらドキドキしすぎて死んじゃいそうだよ。


わたしは無理だという意味を込めて首をフルフルと左右に振った。


「だーめ」


そう言って、顔を隠していたクマのぬいぐるみが避けられる。


「また、俺にドキドキしてんの?」


さっきは不機嫌そうだったのになんでそんなに満足そうにしているの。

そんな意地悪そうに笑わないでよ。


「し、してな……い……」

「嘘つき」


そろそろ、本当に色々とやばいと思っているとき、


「はい、そこまででOKです!」


カメラマンさんの声がしてあっという間に善くんが離れていった。


「ありがとうございました」


爽やかな笑顔を浮かべてセットから降りて次の撮影の準備に入ってしまった彼。