パーフェクトな君の弱点。



思わず、視線を逸らして少し俯いてしまった。

だって、善くんがあんな溺れてしまいそうな甘い顔するから。


「こら。目、逸らさないで」


そう言うとわたしの顎をくいっと掬い上げるから強制的に視線が絡み合う。


「ぜ、善くん……」


善くんの綺麗な顔がどんどん近づいてきて、危険な距離になってくる。


み、みんな見てるのに何するつもり!?

これもお仕事のうちなの!?


そんなことを思っているのはわたしだけなのかカメラマンさんは何も言わず、カシャカシャとシャッターを切っている。


ど、どうにかしないと……!


そう思って、近くにあったクマのぬいぐるみを手に取ってあと少しで唇が触れるというところでわたしは自分の口元にぬいぐるみを出した。


クマのぬいぐるみとキスすることになってしまった善くんは驚いたように目をパチパチとさせている。


は、恥ずかしい……。


なんて思っていると、善くんがわたしの耳元で


「なんで隠すの?俺には全部見せてよ」


と、甘く囁いた。